メンヘラ女の人生にエールを!
一昨日は素晴らしい方法を見つけた、しばらくはこれでやり過ごせると思ったのに、ゆうべはもうそんな想像をすることすらなぜかしら憚られる。捨てられる方なら現実以上にひどいことも想像できるのに、たとえ想像の中でも彼に遠慮があるのか、それともそこまで落ちぶれたくないという最後のメンヘラ女のプライドなのか、想像できない。
ただ、忘れる。考えないようにする。それしか方法ないのかなあ。
別に彼と結婚したかったわけじゃないんだ。バツイチの彼は女に懲りてるのか、「嫁に愛してるなんていえるのは大うそつき」っていう照れ屋。
男特有の独占欲を満たして自分のものと思ったとたんに私を邪慳にするような残酷な人なので、彼のことを待つばかりの人生は、まっぴらごめん。
他人にはすごく気を使うのに人前で決して女性を立てるところはないような人だから、きっとないがしろにされる。
そんなの我慢できない、いくら二人きりのときにかわいがってくれても何も言ってくれない相手を信じて愛し続けるなんて、メンヘラ女なら余計にできない。何か買って欲しいわけじゃないけど、いっしょになるならプレゼント考えてくれたり、ケーキの一つも買ってきてくれるような優しさが欲しい。そういう意味でも彼とはうまくいくわけない、ってわかってるんだけど、最初からダメな恋だったんだけど、・・・でも。・・・でも。
考えてみれば、なんでわたし、こんなに行き詰っているんだろう?彼に
「これを機会に欠点を改めてください。ボクはそうするつもりです。」
なんて高校の生徒会長的メールを書かれて、(再び断っておきますが、50過ぎのおっさんです)
「欠点てなに?私ってそんなにダメなの?」ってパニクって、
だいたいさー、惚れてしまえば、「あばたもえくぼ」っていうのに、なんでこれからお付き合い始めようって相手に欠点を改めろ、なんていえるのよ、ってすごく頭の中「???」だらけだし、私から見れば彼に欠点なんかないし、そもそも欠点て一面的なものの見方でしょ?場合によっちゃそれが長所である場合もあるわけだし、彼から見たら私の何が欠点に見えるんだろう、ってすごくすごく考え込んじゃって、だいたいねー30過ぎたら、そーゆー努力よりは「メンヘラ女だけど、ありのままの私を好きになってくれる人」を探してしまうのだけれど、あまりに新鮮で衝撃的な彼の発言とのぼせ上がっていたので、思わずこの歳で専門学校なんか入っちゃったよ。
メンヘラは治らないとしても、「デブス」と「怠け者」を改めねば、ってエステに通い、学校に通い、まじめにキャリアアップなんか考えちゃって、貯金はたいちゃった。
こういう活力は、メンヘラありきの行動依存なの?
久しぶりに学生のご身分になってみると学生の悩みってお気楽でいい。レポートとか、授業の準備とか負われていても、自分の存在に関係ない。自分より若い先生、ってのはちょっときつかったけど、まあそれも若いのにしっかりしてて偉いなあと素直に思えた。
通い始めたときは「君に合ってると思うよ。頑張って」と応援してくれたけど、すぐ一人ぼっち取り残されて、残高のほとんどなくなった預金通帳と勉強だけが残った。それも今卒業して、ただいま就職活動中。
はたして…30過ぎたメンヘラ女に就職と人生と結婚の花道はあるのだろうか?
30過ぎたメンヘラ女、私の人生まだまだこれからなんだからぁー。今煮詰まらなきゃならない理由なんか何一つないんだからぁー
ぶくぶく太ってないで、面接用に痩せてきれいにならなきゃ。せっかくエステで9キロ痩せたのに、彼に一度も会うことなく、
「このことでお互い健康になれたと思おうね。いやそう思うわなくっちゃね」なんて無邪気にいってよこした彼にブチ切れた私は、
「放っておいてよ。あんたが痩せろって言ったからやせただけで私は二度とこういう過ちを起こさないようにこれから太るんだから」
って暴言はいて、あっという間に7キロ太った。
本当は坂道転がり落ちるようにデブスで醜い自分に戻っていく、のが怖くて誰かに止めて欲しい、と思う一方、今肉襦袢着込まないと元彼相手にストーカーになりそうな自分が怖くて太っていくのが有り難かった。この脂肪が私の文字通り重しとなり歯止めをかけていてくれる。
もういいからさあ、脂肪さん。これから面接があるからまた消えててくれないかなあ。って勝手な主でごめんね。
こうなりゃ言いなりになるのなんて自分の体くらいだもんね。勉強して体作り直してまた新しいスタート切ればいいんだよね。迷うことなんかないさ。
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