ああ夢の中……
2016年7月28日木曜日 夢
ずっと前に、子供の頃飼ってて何年も前に死んだ犬が帰ってきた夢を見てね、その犬が死んでしまったことはわかっていたのでまた会えたこと、帰ってきてくれたことが嬉しくて、でもきっと長くは留まっていてくれないんだろうってことわかっていて、家族にも一目会わせたくて、犬にしがみついて引き止めて「お父さーん!お母さーん!早く来てぇ。クロが帰ってきたよ。お父さん!お母さん!早くぅ」
って叫んだの。大声で一生懸命呼んだんだけど、誰も来る様子がなくて、犬の首にしがみついて必死に押さえるの。どこにも行っちゃわない様に。その時、犬の匂いも手触りもぬくもりも生きていたときのまんまだったんだけど、
「お父さん!お母さん!」
て呼んでるうちに段々犬の手触りが変わっていくのがわかるの。
魔法が解けていくみたいに犬の感触じゃなくなっていくの。
ああ、またいなくなっちゃう。
逝っちゃう。
引き止めたい、でもどうしようもない…てやがて手の中にまだしがみついているものはあるんだけど、それはもう全然違う感触で目が覚めたら毛布に抱きついて泣いてた・・・・・なんて夢もあったなあって思い出しました。
いつもそんな悲しい夢ばかりみてるわけじゃないよ。
ホテルのガーデンパーティーみたいなところでケーキとかサンドウィッチとかビュッフェスタイルになってて、さーてどれから食べようかなっ、なんてウキウキ選んでお皿に乗せていざ食べようというところで起こされた、なんて他愛のない夢もあるし、『メン イン ブラック』みたいなシュールなSF物って多い。
あとはサスペンス調。悪い人に追いかけられるってのは定番かな。自分が銃撃戦してたりとか、リアルだからものすごい怖い。物陰に隠れて重たい銃持って、引き金引く勇気なくて、みたいなことしょっちゅう。
目が覚めると夢の中身は忘れるんだけど感覚だけ残ってぐったり。
「なんで私こんなに疲れているんだろう?」
とか、とにかく
「こわかった?」
って嫌な感じだけ残るんです。
夢は目が覚めると水平線の彼方の夢の国に急いで逃げてしまうから起きる前に思い出して引き戻さないと忘れてしまう、って何かの学習雑誌に書いてあったと記憶しています。
夢が脳みその整理、テープの巻き戻しみたいなもの、っていうの、私も聞いたことがあります。キュルキュル巻き戻すからわけわかんない夢になるんだって。でも、実生活と結びつかないぶっ飛んだ夢が多くて、別にSF見てないのに夢の中ではSF超大作だったり大河ドラマだったり……。
でも、2年前だったかなあ。現実に亡くなった伯母が死んだところに居合わせた夢を見て、白い布を顔にかけられ安置されている伯母の前で父と私がいて、(その伯母は母方の伯母なんだけど、母は台所かどこかに席をはずしている設定)私が、
「お水で口を湿らせてあげたほうがいいかなあ」
などといっていたら、死んだはずの伯母が上半身むっくり起き上がって、にっこりしながら、首だけ360度回転させたの。何回も。エクソシストの世界でした。かなりビビりましたね、あれは。恐怖、というより衝撃で2年たっても覚えてます。
もう4、5年前に、小さい子を育ててる友達に、
「寝る2時間くらい前から子供にテレビを見せてはいけない。たとえそれがアンパンマンでも子供の脳に過剰な刺激が加わって夢見が悪くなる」
と教わって以来、寝る直前に映画とか観ないようにしてはいるんだけど、相変わらずシュールでリアルです。
ちょっとはぶっ飛び具合がお手柔らかになった気はするけどね。
アンパンマンといえばね、実生活では私、アンパンマン大嫌いなんです。バイキンマンの悪さの仕方も去って行き方も予定調和的だし、自分の顔を食べさせてあげるっていう自己犠牲の精神はいいけど、それをジャムおじさんに新しくつけてもらうでしょ?(ってちゃんと見てるわけじゃないので違っていたらごめん。たまたま第一回の放送見たんです。)
勧善懲悪はいいんだけど、『死』ってものをわかっていない小さい子に、顔食べられてもまだ付け替えられたら元通り、って見せるのはなんか間違ってない?昔の子はね、蟻とかカエルとかトンボとかセミとか、身近に死があっていっぺん死んだらもう動かないんだ、ってところ見られるけど、今の都会の子はそうはいかないでしょ。世の中取り返しのつくことと付かない事があるのよ。って。
ところがね、それも放送見た直後じゃないんだけど、多分同じ年のことではあったと思う。しばらく経って夢の中の私はアンパンマンとバイキンマンと夕暮れの公園で遊んでいたのです。ジャングルジムに登ったりして。その時私は大人で、夢の中でもそのままでした。
「本当は僕たち普段は仲良しなんだよー」
と言ってアンパンマンとバイキンマンは遊んでいました。私も一緒に遊んでいましたが、あたりがどんどん薄暗くなって、私は
「もう帰らなきゃ、君たちは?」と聞くと、
「ボクたちはここで次の週のオンエアまで遊んでいるんだよ」
とシーソーに乗ったバイキンマンが教えてくれ、夕闇迫るピンクの空を背景に二人は私に手を振ってくれたのでした。
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