メンヘラの人生を変えるキス
2016年9月14日水曜日
去年、南の島で、近くの島に半日観光に出かけた。ガイドさんが教えてくれた。
「星の砂は幸運を招くというけれど、ここの星の砂を持って帰った女の子が毎日いつかこの島に住めますように、って願をかけていました。のんびりした南の島では幸運ものんびりやってきます。4年経ってその子は今念願かなって今年からこの島で働いています。」
「海亀を見た人は幸せになれるといいます。でも、南の島の亀さんですからね。幸せもゆっくりやってきますよ。」
私はもちろん星の砂を集め、海亀も見た。
深い海底を飛ぶように泳ぐ亀を水面から亀案内人に手を引かれて見た。同じ水の中にいても亀のいるところと私のいるところは全然別のところのような気がした。たった30m先なのに水深30mは埋められない距離のように感じた。
Kiss of Life 平井堅さんの歌
沖縄からの帰りの飛行機の中でこの曲を初めて聴いて心揺さぶられた。
あ、こんなところに私の気持ち。
言葉に出来ずにいたメンヘラの想いを私よりよくわかってくれてこんなに切なく歌ってくれている。ずっとずっとそんな感じだった。人とちゃんと向き合わないで、そのくせ誰に対しても裏表なく思ったことを口にして、心開いてるふりしていた。開かずの間を無視してきた。傷があってもないふりしていた。痛くなくて済むようにセンサーの感度を思いっきり下げていた。なんの悩みもないお気楽人間、みたいなふりして、周りの人々に寛大で優しいふりをしていた。
「ストライクゾーン狭すぎ」って書いたけど、多分私は本来人にも他人にも厳しいのだと思う。そこをあえて、人のすること言うことをなんでも受け容れるというのは実は自分にものすごく無理を強いていて、「なんでもいいよ」というためにどうでもいい自分に成り下がっていたように思う。
だから、今本来の自分を取り戻そうというとき、その厳しさ・冷たさ、も取り戻してしまっていいものか、思案にくれている。
早い話が潔癖気味の几帳面な方が本来なのだと思うけど、今の現実の私は机の上も家の中もぐちゃぐちゃ。家の夢は自分の体を表しているそうだが、夢じゃなくても荒んだ私の心がそのまま投影されたような家の中。
昔ならね、片付け始めるとその晩寝るところがないほど引き出し全部ぶちまけて徹底的に取り組み出すようなところあったんだけど、
今じゃすっかり『片付けられない女』
やっと今、部分部分掃除始めたんだけどね。全体としてはまだまだ。なんで「着るものないなあ」と思うのに洋服はこんなに場所とって転がっているのだろう???七不思議だよ。
もう自分ではどうしようもなくなっていた。
メンヘラの人生変えちゃうキスなどしたいと思っていた。多分そんな相手が現れるようなことも、もうないんだろうな、と思いながら唇がキスの相手を求めていた。ずっと、ずっと。繰り返し繰り返しこの曲を聴いていた時期があった。
でも、いつしか聞かなくなってそんな願いもどうでもいいような心境になった頃、現れた。突然。
確かにあれは人生変えるキスだった。子供じゃないんだから、デート、と名のつく約束をしたらキスぐらいするのかなあ、その日の朝、髪を梳かしながらぼんやりと思ったけど、自分がキスしているところなど全然想像すらできなかった。
ここから先の話は前に書いたのでカット。エヘヘ。だからと言って昔の記事なんかほじくり返してくれなくていいんですよー恥かしい。
南の島でなくても幸運が訪れるまで、願いが叶うまで4年くらいかかった。私たちはせっかちで、そのうえ忘れっぽいけど、願いは叶う。忘れた頃にやってくる。
だから諦めないでね。すべての夢見る男の子、女の子。夢見る力を失った人へ。メンヘラへ。自分へ。 KISS of LIFE >
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